オカメインコ雛お迎え後の「壁」の乗り越え方アドバイス

さし餌のお知らせ オカメの飼育
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こんにちは、ikuです。

オカメインコの雛シーズン終盤ですね。
雛ちゃんを迎え、今年も多くの方からご質問・お悩み相談を頂きました。

 

現在オカメLetterでは、オカメLetter公式LINEを通じてお問い合わせ頂いた方々に、
医療面・病気・感染症を除く「育て方」について、私がわかる範囲責任持てる範囲で、
アドバイス・サポートをしています。
みんな元気に過ごしているかな・・・?大きくなったかな?

 

そこで、皆さんがぶつかるオカメインコの飼育方法・育雛(雛の育て方)シリーズを、
作ってみたいと思いましたので、次回からしばらくの間お伝えできたらと思います。
写真よりも「知識系」の内容になるので、文章メインになるかもしれません。

 

もうすでに雛ちゃんも成長し、成鳥として元気に暮らしているオカメ飼いさんには、
「それ、知ってるし」という内容も多々あるかと思いますがご容赦くださいませ(笑)

 

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オカメインコの雛ちゃんにさし餌をするという「壁」

 

さし餌のお知らせ

あ〜、シータがうちにきた時の写真・・・♡
明日、シータ1歳の誕生日だ〜〜。かわいい・・。

 

ほっぺが可愛いオカメインコに一目惚れして鳥を迎えること(鳥を飼うこと)になった初経験の方から、
すでに先住いるけど、先住の鳥さんはさし餌したことがなく、本格的なさし餌をしてみたくて雛ちゃんを迎えた方まで、いろいろいるかと思います。

 

一番はじめの壁の「さし餌」

 

そう、さし餌って、これから長〜く一緒に生活していくために、
少しでも懐いて欲しい、ベタ慣れオカメにしたいと思って始める一番はじめの壁。

 

 

さし餌って慣れちゃえば、どうってことないのですが、
間違えるとあっという間に落鳥します。
餌の誤飲で落鳥とか、さし餌が長引いたことでの病気になったり、もとから感染症持っている子もいますし。余程のことがないとないですが。

どんな子が健康で、不健康なのか? そもそも、今この子は健康かどうなのかもわからない・・・順調に育っているのかな?という出発地点からの悩みもあり、迷路彷徨う人も少なくないです。(私もかつてはそうでしたw)

大方の人は何羽も飼うことないから、さし餌は最初で最後になることも少なくないでしょう。
だから失敗はしたくない・・・。

 

みんなそう思うと思います。

 

オカメインコの育雛で避けたい失敗とは

雛ちゃんの失敗って何かというと、ざっくりいうと2つ。

1、懐かなくなるという失敗?
2、落鳥(鳥さんが死んじゃうこと)の失敗

があると思います。

 

 

一番避けたい失敗は落鳥。
2番目の「生命を守るため」必死になりますよね。
それで意を決して、オカメLetterの公式ラインやお問い合わせにご連絡くださるのだと思っています。

お迎えしてすぐ飼い主さん、問合せ時すでにノイローゼになっている人も少なくないです(笑)
だから、私も必死に応援サポートしたくなります。
親鳥の自然投打はあるけど、人間はあまりない・・・けど投打寸前の人もたまにいます。

 

 

そんな私も、長男ピュオーラお迎えしてから1歳まで何度も死にそうになった時期があり、
完全に飼育ノイローゼになった経験があるので、
オカメLetter通して少しでも役に立てたら・・・という思いです。

 

一つ目の「懐かなくなる」ことについて。
「懐かなくなる」というのは、鳥さんの本能・先天性要因でなるのではなく、
人間が作り出す様々な環境、飼い主の知識不足、鳥の習性を知らずに”飼い主主体の行動”が原因でミスマッチングです。
鳥さんが「この人、怖い」「嫌だ」「来て欲しくない」という散々サインを出していたのに、
人間が観察する能力がなく、見過ごしたことで起きる鳥さんの「防衛反応」です。
学習(生活)で身に付く、後発的な経験で起こる行動です。

 

言い方が「能力がなく」とかぶっきらぼうに書きましたが、
要は人が鳥さんの習性を理解するには、ある程度スキルや知識が必要なんですね。』犬・猫よりも鳥は難しいです、正直。

私たち人間も、行動や言語で相手を理解・判断したり、コミュニケーションをとりますが、
それは人間の方法です。
鳥さんには、鳥さんとしてのコミュニケーション方法があり、人間の方法とは異なります。
知らない人からすれば、眼からウロコインコ(目からウロコ)なことが結構あります。
逆に知らなければ、鳥さんも飼い主を避け、嫌うようになることもあります。

逆に、理解することができれば、良好な関係を築けます。人間よりも(笑)
そして、なぜ鳥が人間を避けるか?噛むか?呼びなきをするか?などの、問題行動も理解できるようになります。

人間からすると、「可愛がっているのに」「逃げる」「噛む」「あんなに頑張ってさし餌したのになぜ?」と思うけど、鳥さんからすると「勘弁してよ!」っていうこと、意外と結構あるんですね。

 

例えば、、、そうだな・・。
後発的な経験として、さし餌が必要な雛ちゃんが一番始めに体験する人間とのさし餌。
多くの雛ちゃんがトラウマになる「やめて!怖い!こないで!」と感じる出来事。

一方人間は、雛ちゃんに無意識にやってい行動があります。
人間も「さし餌頑張るぞ、懐いてもらうために、優しく丁寧に愛情いっぱいに・・・」と思っているのに、やってしまっていることがあります。

 

さし餌する時に、飼育ケースから雛を持ち上げる時の「手の使い方」

 

これ、間違えると「人の手を嫌うオカメインコ」になります。(後述)
人間は罪悪感ゼロてやっている人も多くいます、ブリーダーレベルでも。
そんな小さなことまで、私見も入れてつらつら書きたいと思います(笑)

 

2022年現在、私はオカメインコ3羽、ウロコインコ 3羽(あと、チワワ2匹w、動物園みたい)いますが、自身の知識不足で人間不信に陥っている子たちも数羽います。
私も完璧ではないけど、どうして「人間不信」になってしまったか?
どのようにしたら改善し、少しでも信頼を取り戻し(構築し)仲良くなれたか?
そこを日々分析しながら、自分なりの答えや解決策を見出してきたので、
私なりの方法をこのブログ「オカメLetter」でお伝えできたらなあ〜と考えています。

 

もしかしたら、私がしている対策・解決方法について、
オカメ飼いの先輩や有識な方、とても勉強されている方から見ると
「それは間違っている」と思うことがあるかもしれません。

 

もし気づいたことがあれば、ぜひメッセージ頂けると新たな学びとして吸収できたらと思いますので、ご連絡いただけたら幸いです(^-^)

オカメLetterの私の目線、見方、鳥の接し方については、
私独自のやり方もあるし、「変わったことやってるなぁ〜」と見ていただけたらと思います。
あくまでも結果ベースです。

 

私はタブーかな?と思うことでも、
いろんな経験を参考にしてやってみたらうまくいった!こともあります(笑)

 

結局は、ある悩みについて、飼い主が「こうなってほしいな」という目標・結果が、
鳥にも人間にもプラスに働くことであれば、私地震はOKと思っています。

 

逆に人間にとって良くても、
鳥にとって「そりゃないよ、ikuちゃん」と思いそうな結果になった場合、
オカメちゃんが(その他の鳥さんも含め)ひねくれた行動や、人間にとって嬉しくない行動をとるようになった場合は、
それがいくら解剖学的、獣医や専門家の目線から見て「正しい」と考えられていても、
私と鳥との信頼関係に壁となる場合は「鳥には良くない」と判断するようにしています。

 

そこらへんだけご了承ください(笑)
あとは、飼い主さんの判断。結局そこが最後の終着点です。

 

<お願い>飼い主さんからからのご質問について

公式LINEご利用頂き大変嬉しいのですが、一部の方でマナー悪い方がいます。

マナー悪い飼い主さんからの質問でよくあるのが、ぶん投げの質問。
飼い主さんも失敗したくないから、正当を見つけたくなるのもわかるのですが、
なにも学ばず検証や実践もしないで、思いついたことをひたすら質問してくる方もいます。
そういう方には「○○の記事ご参考ください」とか、
「とりあえずトライしてください」と私はお伝えしています。

 

○○したけど、上手くいかない・・・どうしたらいいんだろう?
など、すでに検証したけど上手くいかないという質問なら、私もある知識振り絞って考えたり、
「これしてみたらどうかな?」と私も一緒に学び、寄り添って努力するようにしています。

 

「記事見てね」は、面倒臭いんじゃなくて、、、。
LINEで話すより、記事ご覧いただいた方がが中身の濃い内容をお届けできるという意味です。

そして失敗おそれず「経験」にして欲しい・・・。
その経験から、今目の前に鳥さん、オカメちゃん自身の個性を知ることができることもあります。
10羽いたら10羽同じ結果になるとは限らない。
9羽は同じでも、1羽だけ「なぜ、そんな面白い展開に?!」ってこと、
天然キャラのオカメちゃんは良くあること(笑)
うちは2種6羽の鳥さんがいますが、もうみんな性格バラバラでね、あ〜また未経験ゾーンだわ・・なんて良くあります。
でも、とりあえず調べまくって、実践して、どうしてもわからない時は誰かに聞きます。

 

だから、命に関わらない飼育上の問題は飼い主さんも「冒険して欲しい」と思います。
親も学ばないと、子も育ちません(キッパリ)

 

注意!飼育ケースから雛を持ち上げる時の「手の使い方」

先ほどチラッと出した内容。飼育ケースから雛を持ち上げる時の「手の使い方」について。

オカメLetter公式LINEで、鳥のさし餌の悩みでお問い合わせ頂いた方で、
且つさし餌が初めての方、慣れてない方に必ず伝えていることがあります。

 

多くの方がオカメインコの雛を(鳥の雛を)飼育する時に、保温ができるプラケースに入れていると思います。
このケースからさし餌をするために出す時、雛ちゃん見上げていますよね?

さし餌道具見せると、ジャージャーないて「ちょ〜だい、ちょ〜だい!」ってしますよね。
もう、すっごく可愛い♡

 

この時、早くさし餌しよ〜と準備を進め、「ご飯だよ〜」と雛をプラケ(プラスチックケース)から出す時、上からガバッと手を入れないで欲しいのです。

プラケの真ん中に雛ちゃんがいて、UFOキャッチャーみたいに上から雛ちゃんを鷲掴みして、
ひょいと拾い上げる行動はしないで欲しいのです。

 

この行動ですが、雛ちゃんから見ると地獄絵図なのです。

 

雛ちゃんの目線は、

身動きできない部屋に閉じ込められながら、
上に人の手があり自分に迫ってくる・・・

という形になりますが、これを人間の感覚でいうと、

 

イメージはこんな感じです↓

「逃げ道の無い狭い部屋に閉じ込められ、
目の前にある5階建ての雑居ビルが自分に向かって倒れかかってくる・・・」

 

という感覚に近いそうです。

 

怖すぎませんか???

 

し・・・死ぬ!!!危ない!!
助けて!!!! ピィィィ〜〜〜〜〜!!!

 

しかもこれ、雛ちゃんからすれば、自分が気を許していない知らない誰かにされています。

 

飼い主は、「あ〜かわいい、うちの子」と思っているかもしれないけど、
雛ちゃんからすれば、電車に乗っている時の目の前にいる「知らない誰か」と同じです。

 

 

初日は、そんな感じで飼い主を見ています(笑)

 

ちょっと!勝手に私のこと触れないでよ!!
なんなのよ、あんたは!!警察呼ぶわよっ!
痴漢よ、ちかん〜〜〜!!

 

って、雛ちゃんは感じています。

 

しかも、この痴漢体験(失礼!例ですw)と、5回建てビル倒壊体験、
親鳥から離された雛ちゃんが人工飼育に切り替わり、
1日3−4回さし餌する時、毎回体験しているんです。

 

 

トラウマになりますよね。ならないはずがない。

 

 

これ、行動学の先生から教えていただいた内容なのですが、
何十羽、場合によっては何百羽育てるブリーダーさんでも、さし餌の忙しさでついやってしまう行動のようで、オカメインコのみならず人工飼育で育った多くの鳥さんが体験しているのが現状です。
そして悲しいことにお客様の手に渡る前に、
すでに人間の手や指がトラウマになっている子も少なくないと言われています。

 

これ大問題と認識して欲しいです。
どんなにさし餌のやり方が上手でも、食べないと死んじゃうから鳥さんも意地でも食べる。
けど1日数回行われる、この「雑居ビル倒壊体験」と「痴漢体験」を受けないと食べれない(泣)

 

慣れちゃえば大丈夫・・・と言われればそれまでですが、
できるなら避けたいですね。
初日からお姫様体験させてあげたいですよね。
純粋に「わぁ〜ご飯の時間だぁ、ママ〜〜!パパ〜〜!」とさせてあげたいですよね。

 

この解決策ですが、このようにすることで、
ぐんとトラウマリスクが減ります↓

 

「洗面器に張った水を、両手で救い上げるように、左右から雛をゆっくり優しく抱きかかえて持ち上げる」

 

これだけでだいぶ雛ちゃんも気持ちが楽になります。

 

 

今までブリーダーやペットショップでされていた悪夢体験が、
アベンジャーズさながらのスーパーヒーロー体験に変わること間違い無いです(笑)

 

この両手で水を救い上げる要領ですが、
はじめは慣れていないので、どうしても無理やり乗っける形になりますが、
毎回持ち上げる時に口笛吹いたり、「ご飯だよ〜」とか、さし餌のスプーンを見せて何かしらのサインを与える習慣づけると、雛ちゃん自ら掌に乗っかって身を委ねるようになります。

 

 

これがベストなさし餌前の雛ちゃんを持ち上げる方法です。

 

掌、指、手、これは「安全な場所なんだ」ということ、
手の温もり暖かさを雛ちゃんに伝え、安心していいんだよ・・と伝える。
これは、できるならお迎え初日からやっていただきたいことです。

 

そして雛ちゃんがさし餌終わって、「お腹いっぱい・・・・」と夢心地になっている時、
すぐにケージに戻さずに、皆さんの両掌に乗っけて暖かく包み込んであげてください。

まるで親鳥が雛を抱きかかえて守っているかのように、温かい掌で包みこみ
掌の温度を雛ちゃんに伝えるように、ご飯後しばらくの間過ごしてみてください。
これだけで、雛ちゃんは、

 

「あぁ、このお家にきて幸せ・・」
「ママ・パパ大好き・・」

 

と思いながら、お腹いっぱいで満足しながら夢の中へGO・・(笑)
(お腹いっぱいで、寝ちゃうのです雛は)

 

これが何度も続けば、手は大好きになるし、
手乗りになりやすくなるし、ベタ慣れになってくれます。
1日も早く環境慣れもして、飼い主さんを親として認知してくれるでしょう(^-^)

 

 

次回は、雛を迎えた初日の対応と、見方、考え方をお話しできたらと思います。

 

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