<初心者向け>オカメインコの挿し餌 〜一人餌の切り替え方法と道のり〜

オカメインコシナモンパール オカメインコのお迎え

こんにちは、ikuです。

オカメインコの雛を迎えるにあたって必要になる挿し餌。

今日は、挿し餌初心者がどうしたら一人餌の切り替え上手にできるか?についての実録をお話します。
長文になりますので、あらかじめご了承ください。

前回は、挿し餌を食べない理由をお伝えしましたが、今回は次の段階であるどうしたら一人餌になるか?についてです。

ここでは一人餌に切り替わる時期の見分け方、切り替える方法と過程、また挿し餌の長期化のリスクについて、ブリーダーさんの指導の元見事に成功した私の経験を通してお伝え出来たらと思います。
私は挿し餌の経験値は浅いですが、”初心者だからこそ気づく問題・壁”という目線でお伝えできたらと思います。


<参考>
▼ブリーダー直伝。挿し餌初心者用の詳しい挿し餌方法を知りたい方は下記記事をご覧ください。初心者目線で、どうしたら上手に挿し餌を食べてくれるかについて記載しています。

https://okameletter.net/feeding-baby-trouble1/


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挿し餌はいつまでしていい?理想的な一人餌完了時期

まず、さし餌の理想的な切り替え完了時期の結果から。
理想的な完了の時期は生後約1ヶ月半頃(約50日目)です。
プロブリーダー目線だと50日目入ると、長すぎるという感覚だそうです。
随分短期間だなぁ!と思いませんか?でもこれが、ヒナの健康とこれからの成長過程を考えると理想のタイミングみたいです。

長いとどうなるか?はうちのピュオーラが体張って教えてくれてましたので、あ私の記憶にも痛いほど染み付いています・・・。
オカメインコを飼おうと決めて初お迎えで無知だった頃。一羽目のピュオーラはペットショップから生後3ヶ月でお迎えし、その後一週間で一人餌になったので約100日で完了。プロブリーダーさんからお迎えのフェルンは生後49日目に一人餌完了しました。

ペットショップで、生後三ヶ月なのにさし餌を受けていたピュオーラ。
体重も軽い(66g)、食欲もなく絶食便が出たため、お迎え後すぐに病院へ。
診断の結果、さし餌期間の長期化による食滞を起こし、胃腸にカビが発生していて瀕死の状態。初めから投薬するような飼育スタートでした。
一方フェルンは、日齢27日でお迎え、31日目で初飛行、43日ぐらいまで挿し餌三食。そこから夕食のみにして1週間後の49日目に一人餌移行完了しました。

なぜ、こんなに差が出たか?というのは、挿し餌の期間の長さと飼育方法にありました。

挿し餌を長くするリスク

挿し餌欲しがるから・・・甘えたいみたいだから・・・と、まだ挿し餌あげていたり、移行の努力しているのに一人餌にならない・・と悪戦苦闘して困っている方や、初めてオカメインコの挿し餌にチャレンジしよう!と思っている方が当ブログ”オカメletter”に来られていると思います。

ジャージャー可愛く鳴く雛ちゃん、餌を欲しがる姿を見ていたい、、と思いますが、実は挿し餌はあまり長びくと体に良くないんです。

実際、3、4ヶ月あげても普通に元気に成長している子もいるのは確かなので、一概に絶対だめ!とは言えないのです。しかし成長過程的に考えると、生後3・4ヶ月もう乾餌(ペレット含む)を食べ消化をできる体は出来上がっているのに、水分を含んだ穀物(雛用パウダーフード)を上げることは、消化の過程でオカメちゃんの体に負担をかけることに繋がります。
具体的に言うと、長期にわたってさし餌を繰り返すと、オカメちゃんのそのう(食道部分)に”食べカスが湿ったまま残る”という事態が発生し、それがさらに蓄積し消化が滞ってしまい食滞を起こすことがあります。またその食べカスが原因でカビが生えたり細菌が繁殖したことによって食欲低下・体調悪化・体重減少、細菌繁殖による合併症を起こすことがあります。

*注1:成鳥に、炊き上がりの白米やパンクズをあげてる人をSNSでたまに見かけますが、体に良くありません。あげてはいけない理由は ”炊きたての米は粘着質があるため、食道にへばりつき食滞を起こす引き金になる”と言われているからです。
*注2:ただし成鳥に枝豆やとうもろこしをあげたりしますが、一時的にあげるならOKです。ここでは、”長期に連続して”あげてはいけない・・という意味です。

一人餌に切り替える方法と流れ

私もブリーダーさんの教えがなければダラダラあげてしまってましたが、レクチャー通りにやったら1週間で完了しました。 雛ちゃんの挿し餌時の体重推移や生活環境を観察していると、「今からなら一人餌移行ができる」という目安が見えて来ます。

 

雛の生後の体重変動と体重管理

移行の目安とすべき軸は、体重です。
朝食前の体重が”現段階の基礎となる体重”として見ます。食後ではなく、食前です。
そして、挿し餌の度に食前、食後に体重を測り、何g食べたかを記録します。(初心者はメモするとわかりやすいです)

生後からの体重変動は、下記のような流れになります。

  1. 生後18〜20日歳頃に親から引き離し、人間によるさし餌開始。
  2. ヒナが初飛行(30日齢前後)を迎える4、5日前まで体重が増加。順調に大きくなれば95g~100g超になる。
  3. 初飛行に向けて”飛ぶために”体重を80g前後まで落とし始める。(小柄な子は70g台の子も)
  4. 骨格はだいたい生後25〜35日の間に決定。
  5. 初飛行後も朝食前の体重はじわじわ上がるが、ある一定の時期(35日以降)に差し掛かると、前の夜にどんなにたくさん食べても排泄してしまい、翌朝の体重はあまり増えず停滞する。

(フェルンの場合、35日までは朝食前体重は83gまで増加しましたが、35日くらいから停滞)

 

初飛行前に体重が落ちる

生後30日前後、いっぱい食べてたのに、体重が下がってきた・・・。
これは初飛行の準備のサインです。
フェルンの時は、ブリーダーさんのところで100gを迎えていたとのことで、私はお迎えした時(生後27日目)には80g~75g。31日目で初飛行をし、80g弱でした。 お迎えした当日は緊張で食べませんでしたが、徐々に食べ初め80g弱で初飛行しました。

 

一人餌の第一段階。撒き餌はすぐ始めよう

お迎えしたらすぐ、乾き餌を食べる習慣を身につけさせるためにシードや粟穂を床に巻きます。
お皿に入れておいてもいいですが、まずは撒き散らしてケージ内をうろちょろさせ、
シードを発見させる>シードは食べれるものだと認知>自然とついばんで食べるという流れを学習させます。
お皿から食べるのは、床からシードをついばみ、”お皿には餌がある”と学習した後からです。

ー私の実録ーーーーーーーーーーーーーーーーー
フェルンをお迎えした日(27日齢)、ブリーダーさんから「食べ物と認識させるため」に、すでに粟穂を床において育てていた・・ということを伺いました。
お迎えし帰宅中の小さなケージ内にも「粟穂を入れときます。お腹空いたらついばむでしょう」と言われたので、もうこの時期には乾き餌を探す力食べれる力が身につきはじめてるのだなと思いました。
フェルンは、愛知県〜千葉への帰宅中、実際時々興味本位で粟穂をつついていました。
私は、この時正直 ”そんな早くからシード食べるの?”と、経験値もないくせに半信半疑で思っていました。(笑)
「家についたら、シードも軽くばらまいてください」と言われていたので、「もったいないな・・」なんて思いつつ撒いていました。(笑)
初飛行を終えたあたり(31日齢)でも、本当にシード食べてるのかどうか正直半信半疑でした。
パウダーシードもたくさん食べてるし「下に撒かなくていっか~!」と思ってお皿にシードを入れてる時期が数日ありました。
素人目で勝手に判断していたのです・・・。(粟穂は毎日置いてました)
それを40日くらいまで続けていました。

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撒き餌が食べれるようになったら、一人餌練習に突入しよう

初飛行を終えて撒き餌をついばむこと覚え、シードの食べカスを発見できたら次の段階へ進みます。
自分で餌を食べる・探すということを学んだ証拠になります。
よって、自分で食べる力を伸ばすために1日3回 おさし餌を朝晩の2回へ。
日中お腹が空いたら自分でシードを食べるという流れを覚えさせます。

ー私の実録ーーーーーーーーーーーーーーーーー
40日目に入り、ブリーダーさんから「一人餌になりそうですか?」と心配の連絡を頂き、
1日3食さし餌をあげていること、1回のさし餌で10gくらい食べるが、翌朝には10gほとんど消化し前日同じくらいの体重に元に戻ってしまうことを告げました。
この時、撒き餌は食べてるか聞かれたので、
撒かずシードはお皿に入れていることと粟穂だけあげてることを言ったら、「もうとっくにシードは自分で食べる時期なので床に多めに撒いてください」と言われました。
私「まだ食べないでしょ・・・てか、食べてるのみたことないし・・」と思っていたのですが、実際撒いて見たら、フェルンはガツガツ食べはじめたんです。

キョトンとしました。

お皿からは食べないけど、ケージの床にばらまいたシードを食べれる能力が既にあったのです。

ただ、お皿から食べる術を知らなかっただけで・・・。
正直「しまった!やっぱりもう食べれてたのか!」と思いました。
ブリーダーさんの教えを聞かず、知識ないくせに自己判断で餌を皿に入れた私は、フェルンの発達を阻害してしまっていました。
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一人餌完了に向けての親としての心構え(甘えと依存)

そこで、ブリーダーさんからの大きな大きなアドバイス。
「シード啄んでいたら食べる力がついてる証拠なので、明日から朝と夜だけの挿し餌にしてください。この時期にさし餌を続けているのは、人間で言えば幼稚園児におっぱいあげているのと同じようなものですよ? オカメちゃんは甘えんぼですから、皮をむくのが面倒なシードを食べるより、そのまま食べれるパウダーの方が楽なんです。このままだと挿し餌にすがり、いつまでも続くようになってしまいます。
生き抜く力を養うために、ここからは心を鬼にして”皮をむいて食べる”ということを早くに学ばせなければいけません」と言われました。

ご飯の時間に大鳴きするけど、心を鬼にする。

ここからが結構大変でした。
さし餌は朝夜だけにして、昼抜きの生活に突入です。
もう既に挿し餌で3食食べる習慣がついてましたから、時間になると鳴き始めます。

・・・が、
いつもの「わぁ〜ご飯だ☆ジャ〜ジャー・・」のご飯前の鳴き方が急にガラっと変わりました。
12頃になっても、もらえない。1時になってももらえない。
異変を感じたフェルンは、急にすっごい鳴き声で「ぴぇぇぇ〜〜〜〜l!!!」と鳴きました。
すごく大きな鳴き声。家中に響き渡る声です。
こんな小さな体に、こんな大きな声で鳴くのか!?ってくらいの大きな声です。
多分違いはすぐわかると思います。

「ご飯くれないとしんじゃうよぉぉ!!!助けて!!!」

本当にフェルンからすれば必死の叫びだったのでしょう。
日中の空腹によるフェルンの叫び。スルーするとかわいそうなので「頑張ってシード食べようね。」と声がけしたり、手のひらにシードを乗せ、フェルンの目の前で砕いて見せてシードを口に運ぶ時間が続きました。(今思うと過保護・・・笑)

そして、
「あ、自分で食べなくちゃ・・・」とある時気づき、ピィピィ泣きながら(鳴きながらというより、泣いているように見える)渋々シードの皮をゆっくりポリポリむいて食べる姿がだんだん見えるようになってきました。
時々、うまく剥けなくて、口から弾いてこぼれ落ちてしまうことも何度か・・・。
もうね、この辺でIkuは心が折れそうになりました。(/ _ ; )
「かわいそう・・。まだ挿し餌必要なんじゃないかな・・」と。

この時期2−3日、食べる量が必然的に減るため体重も23g少し落ちますが、2−3gなら圏内なので大丈夫です。
5gくらい落ちてしまった時は、「危ない」と思ったので15時頃一度だけ昼のさし餌をしました。
ここはさじ加減ですが、4gなら我慢です。(笑)
まさに、心を鬼にした時でした。
ゆっくりですが、着実に食べるようになり体重が戻ってきます。
そして、夜に「がんばったね」とさし餌をします。そんな日が数日続きました。
生命の力、生き抜く力はすごいです。

 

一人餌移行最終段階のサインは、朝食前体重プラスマイナス3g。

もう大詰めです。
日中自分で食べ、だんだん体を支える力がついてきます。

「一人餌移行の時期は、体重管理を慎重にしてください」とブリーダーさんから言われていました。

お迎え時から体重は測っていると思いますが、30日齢以降朝の体重はブレはあるものの、ある程度一定になってくると思います。
フェルンの場合は80g~83gくらいのブレでしたが、シードも食べ朝食前の体重が3gくらいの差で安定していたら、もう一人餌完了は目前というサインです。

だいたい43日くらいから、3g以内のブレになったので「夜だけにしましょう。」とGOサインをいただいたので、朝抜き、夜のみにしました。
「オカメインコは朝日を感じて朝ごはんを食べ、夜日が沈む1時間前くらいから夕飯を食べ始めます。夕方の動き注視してください」と伺っていました。

お腹がすいた朝。
フェルンは「ごはんの時間~☆」と思ってたのにくれないので、朝から大泣き。
鳴きじゃなくて、もはや”泣き”。
びぇぇぇlぇぇぇlぇぇぇl〜〜〜〜〜〜〜!!!うぎやぁぁlぁ〜〜〜!!!!みたいな。
もう人生が終わるかのような悲鳴に近い声で鳴きました。

なんか、私も泣きそう・・・かわいそうで見てられない!!!!

と思い、心が折れそうでしたが、やはり「おっぱいをしゃぶる幼稚園生ではいけない。心を鬼しなくては。フェルンの成長のため」と思い我慢。(笑)
はじめの2、3日は「朝は食べれないけど、夜になれば食べれる」と思ったみたいで、朝・昼控えめでしたが、4日過ぎてから「やばい、食べないとまずい」と思ったのか朝昼も自主的にしっかり食べるようになっていきました。
この時期、床にもシードを撒き、シードケースにもシードを入れていました。
夜のさし餌では、日中食べれなかった分のご飯を一気に食べるから10g以上食べ、1回で最大15g食べ95gに届きそうな時もありました。
でも、翌朝には完全消化でゼロにもどり83g前後。 「やっぱり戻るのか・・・」と落胆しましたが、83g以下には落ちませんでした。

 

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最後の仕上げ。一人餌完了

83gキープの期間がが約45〜49日の4日間続きました。
83~85gを安定して行き来するようになったので、ここがゴールラインかなと思い、49日目思いきって夜のさし餌をやめようかな・・と思っていました。

すると、夕方になりピュオーラがポリポリシードを食べる音を聞き、フェルンが自主的に食べ始めました。
食べるペースはピュオーラより遅いし、相変わらず「食べにくい、食べにくい、さし餌がいい、、」といってるかのように、ピィピィいいながら食べてましたが、ちゃんと食べ続けました。

そうです。一人餌完了です。

49日目でした。
ブリーダーさんにも、一人餌完了の報告をしました。
(とても丁寧にレクチャー頂き、なんども連絡を頂き本当に感謝です)

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以上が、私の一人餌完了体験です。

オカメインコの一人餌完了させるには、オカメちゃんへの愛情だけではなく、親として子供を突き放し「一人で生き抜くための力を学ばせる」ことも大切と学ばされました。(笑)
この心を鬼にするとともに、「心配でたまらない、大丈夫かな?」という狭間を体験するかと思いますが、 毎朝の体重とにらめっこし、最後の難関3g誤差までもっていければ、もうゴールラインは見えます。
私も改めて親になった日でした。

↓半年くらいのフェルン
オカメインコシナモンパール

今は、こんな感じに☆

オカメインコシナモンパール

さし餌の切り替え大変ですが、健康であれば大丈夫です。
このページが、挿し餌チャレンジの一つの方法として皆さんのお役に立てれば幸いです。

頑張ってくださいね(^-^)  上手くいくよう願っています☆

 

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