鳥が発情する「ベストコンディション」に注意しよう。夏の発情について

オカメインコ 発情期
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こんにちは、ikuです。
この夏(2023年は、日本各地で平気で35度を超えるような気温が続出し、8月は残暑といわれているけど、
いやいや、この日差しは「夏休み前の日差しだせ?」という日が、まだ続いています。

 

ほんっと暑いですね。
夏好きな私ですが、そろそろ「カラッとした夏」と「もう秋の空だね・・」なんて日が近づいてきて欲しい今日この頃です。

 

そう、夏は好きと前回いったけど、
やっぱり四季感じることが日本人の血が騒ぐ。

 

もう、夏はいい・・と(笑)
もう冷房つけるのやめてもいいよね・・という20度前半、早秋の「ちょっとものさびしい空気」が恋しくなってきました(笑)

皆さんのオカメちゃんたちは、今夏どんなふうに夏を乗り切っていますか?

 

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まだ猛暑続いてるけど、動物たちは「秋」を気づいている

そうなんですよ、動物たちって季節の移り変わりを感じている。
室内なのに、、、動物ってすごいですね。

人間はエアコンの寒暖差に振り回させれているし、
オカメちゃんに気を使いつつも人工的に温度をさげてはいるけど、
オカメインコ・犬をはじめ、動物・鳥類は、「地球の季節」を本能で感じ取ってますね。

 

日の長さ、朝夕に入れる夏の外の空気・・とか、
動物が感じる季節感のセンサーって、人間よりセンシティブにできてるのだろうな?

我が家のオカメはボチボチ秋の季節性発情期or 換羽期にスイッチが入り始め、愛犬2匹は換毛期がスタートしてきました。
皆さんのオカメちゃん、鳥さんたちはいかがですか?

 

 

さて、今夏は猛暑が連日続き、
結構我慢できず冷房を使いまくったもんだから、
私もオカメちゃんの発情コントロールに苦労しました。
(私は夏風邪ひいて、8月末は喘息もお越し寝込みました・・)

 

フェルンとシータは一個ずつ生みましたが、どうにかそれでセーフ。
上手に発情抑制できたので、その実録と考察についてをお伝えしたいと思います

 

鳥が発情する「ベストコンディション」に注意。夏の発情について

夏も冬も、人工的に温めたり、冷やしたりすれば、
その温度を感じ、鳥さんも発情モードになります。

 

発情スイッチが入る温度は、下は23度から、上は26度だと私は経験上感じています。
これは夏でも冬でも変わらないし、仮に北国だから、南国だから・・とか関係ないと思います。

温度が忠実にその温度に達していて、
キープできていればオカメインコは発情するんです。(多分他の鳥さんも)

そして、わらにその温度を1週間以上継続させ、
気温の乱高下を上手ずに一定に保ち、ご飯(餌)の量や栄養価の高いものを与え、鳥さんにとって「心地よい」状態を作り出していると、
10日もすればあっという間にメスの発情鳴きが始まります。

(10日いらないかもなぁ)

 

その心地よい状態というのを、
私は「鳥のベストコンディション」と勝手に言っているのですが(笑)

 

鳥のベストコンディションは、
メス(女の子)のオカメインコなら発情期・そして産卵期を呼ぶことを意味します。

 

 

快適に暮らしをお鳥さまに届けたい。
お鳥様の母親・父親として、
「愛する我が子のために!」
「不自由ない暮らしを送って欲しい」
と思うけど、
人間の子供を可愛がるように鳥は「温室育ちのおぼっちゃま、おじょうちゃま」にしてはいけないのです。

 

皆さん、過保護になっていませんか?
(私も過去になっていました。オカメ迎えて2−3年までは)

 

もし発情させたくない、卵は産ませたくない、と本当に思うならば、
過保護にしてはいけないんです。
鳥には鳥の体の仕組みがあり、野鳥と同じコンディションに・・・とまでは言わないけど、なるべく季節感(温度)を与え、
それに沿った生活を作り出す(温度差や、不安定感、空腹感)ことが、
鳥さんの本能・体質を”本当に”尊重し健康に気遣う=愛情になる私は思います。

 

 

もし「愛する我が子(鳥)に、私の全身全霊をささげたいの!♪( ´θ`)」

というかたは、環境づくりに凝りすぎず、
多少手を抜き(夏なら暑さ、冬なら寒さを感じさせる)、

 

鳥さんにはメンタルの充実を与えてあげて欲しいと思います。

 

メンタルの充実というのは、
ながら放鳥で「放鳥しています」というのではないです。
(私も時々反省・・・・・)

 

5分でも10分でもいい。
時間を共有するんです。

 

オカメちゃん(多頭なら、他の鳥さんにも平等に)
「心の愛情や触れ合い」
「放鳥時に一緒に楽しみを共有する」
愛情を届け触れ合いで体温を伝えるだけで、鳥さんは幸せ充電100%完了し、うっとり気分でケージに戻り、
ケージでご飯食べながら「あぁ、今日のikuちゃんとの放鳥タイム最高だったな・・・、幸せだったな」って気持ちになってくれる。

 

▼満足したかな?フェルン(笑)

ねぇ〜〜〜〜〜〜!って、フェルン、可愛いぞ!

 

(たまに発情対象がご主人様になっちゃう子もいるみたいだけど・・・。
私は認定されたことないから、ちょっとわからないな。
ごめんなさい。)

 

つまり、

 

お玉(卵)を生ませたくなければ、
「環境は快適にしてはいけない」のです。

 

鳥さんを発情させたくなければ、
「ベストコンディション」を作ってはいけないのです。

 

 

ある程度季節を感じさせてあげる努力が必要です。

 

鳥に「季節を感じさせる」方法とは。「温度作り」

季節を感じさせる方法で一番簡単なのは、温度コントロールです。

夏で言えば、室温=ケージ周りの温度(エアコン設定ではない)を、
28−30度にすることで、ある程度無駄な発情は防げます。

 

冬ならば、成鳥ならケージ周り温度18~20度がいいかと思います。
18度はちょっと寒いけどね。

 

まぁ、でも本当に卵生ませたくなければ、人間は服着りゃいいんですよ(笑)

雑な言い方だけど。でもそうだと思う。私は。

 

鳥さん服着れないし、自分の羽で温度調整するしかないのだから、
人間はフリースでもババシャツでも・・あ、ユニクロのヒートテックとか〜(笑)いくらでもできるでしょ?

 

流石に18度はきついよというなら、私の経験則では冬はギリ温度21度が限界ですね。

 

仮にサーモスタットを22度に設定したら、
晴れの日で窓から太陽光が入る間取りなら部屋の温度は23度以上になるので、実質鳥さん(成鳥)は23度前後で暮らすことになるので、
すぐ発情スイッチが入ります。

 

今いるオカメちゃんが、今年迎えたばかりの若雛さん(初めての越冬)なら、
サーモスタットは25度設定くらいが理想です。冬ですよ?

夏なんて気温に任せれば温度は上がります。
人間が1年くらいは夏の暑さ我慢してください。
(室温30度越えなら28度くらいに設定して、雛ちゃんがいるケージ・プラケース周辺温度を30度くらいに持ってくればいOK)

 

サーモは27度設定にする必要はありません。

 

本当の保温の大切さを知っている方なら、常時27度がよくないのはわかっているかと思います。

 

なぜなら、雛ちゃんが体調を崩すことはよくあるので、
通常から27度にしていると「本当の保温が必要な緊急時」に命を救えなくなるので、27度以上にするのはとっておきましょう。

 

発情にスイッチが入るのは、私の経験と観察結果でいうと、
温度だと23〜26・7度、湿度は60%前後です。
夏も冬も、北国でも、南国でも、室温が上記の温度圏内ならスイッチ入ります。

 

これが1週間以上続き、ご飯もバラエティ豊かに上げているとさらに発情は促されます。

 

発情スイッチはいつ? 体重の見極めはコレ

パニック直後のオカメインコ

これは夏でも冬でも変わらないです。
体重を定期的に計測していれば、「あ、きたな」とわかります。
2−3日に1回でも十分。1週間に1回でも、手乗りで毎日放鳥していれば5−10g上がったのって重さですぐわかります。(数年一緒に暮らしていれば、ほんとにわかる)

 

発情スイッチの体重を具体的に言うと、
メスのオカメちゃんなら、2〜3日観察すれば底辺体重(朝食前体重)より、急激に4−5gくらい体重が増えます。

放っておけば1週間もすれば発情鳴きが始まりますし、
シードを(ペレットを)食べる量が明らかに増えるので、
ご飯準備うする時の「餌の減り方」見ればすぐわかるかと思います。

通常体重から15〜20g(卵1個=4g換算、4−5個産む場合)上がったところで、産卵期に突入しますので、尺度にしてみてください。

 

ikuの発情コントローツ実録メモ:

ちなみに私は餌はシード、ペレット(ズプリーム・ラウディ)を半々(50%ずつ)であげています。
餌の量も毎度計測せず、1羽あたりざっくり20gあげています。

よく「そんなあげるんですか?」と言われることがありますが、あえてしています。

私の経験ですが、鳥はいつも食べる量ギリギリに測ってあげていると、「今食べないと、いつ食べれるかわからない!」と焦ってがっついて食べ切ります。
特に発情スイッチが入ってしまうと、そのガッつきは顕著です。(経験上です)

しかし発情期ではなく、平常時の段階で、
毎日食べる量の少し多めをあげていると、鳥さんは自分で「今日はお腹いっぱい」と食べる量を自ら調整し、餌を残すようになります。

だから、発情スイッチが入った時は、餌の減りが早いので2−3日ですぐに「発情きたな」と目視でわかるし、体重測れば「やっぱりね」とわかります。
ここから、室温・ケージ周辺の温度を毎日観察し、
餌を淡白にしたり、放鳥時動く時間を増やしたりなどして発情コントロールをします。

 

いろんな理由で餌の量をコントロールする方は多くいると思うし、
獣医から言われた!ということで決まりを守っている方も多くいますが、
鳥さんは自分で食べれる量、欲しい栄養素を「選んで、量も調整して食べる」能力をもっていると、私は経験でわかりました。

 

ま、これきいて「まじかよ!食べすぎて産んだら、てめぇのせいよ!」(口悪いw)と思うかもしれないけど、
私実験的に3年かけて試したけど、やはりそうだった。
鳥さんは、私たちが考え得るより、すごく賢く、自分の体調を管理していると。
人間が動かすから、振り回されておかしくなっちゃうんだ・・・て。
(たとえ、獣医がいったとしても。)

 

若雛でも9ヶ月前後で発情し産んでしまう子も少なくありません。
(体が成熟していないので短命になりやすく、とても危ないです。
人間でいうと12~3歳で子供を産むくらいの感覚と思ってください)

 

温度管理を気をつけて、発情鳴きが始まってすぐなら、
温度調整で結構上手にコントロールできます。
1・2日で変化が出るわけじゃなく、3−4日我慢して様子をみてください。

夏なら室温を30度近くに上げる、
冬なら20度以下に落とす・・

など、対策してみてください。

 

以上、夏の発情対策の話でした。

早く秋こないかな・・・と思いつつ、
昨日気象庁で「この残暑は10月まで続くかもしれません」と聞いて、
まじかよっ!って思った今日この頃でした。

エアコンつかりすぎも飼い主さん体調崩すから、
ほどほどに、人間もオカメちゃんと一緒に「夏の温度」感じましょう!

 

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