巣引き20日目 抱卵・産卵時の悩み アドバイス頂きました

卵を守るオカメインコフェルン オカメインコの巣引き・繁殖
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こんにちは、ikuです。

昨日と2日前、抱卵・産卵による急激な体重減少を心配して強制給餌を行いましたが、今日に入って強制給餌をストップすることにしました。
理由は、フェルンの故郷のブリーダーさんからアドバイスを頂き、強制給餌の必要性がないとわかったためです。

強制給餌をしたのは、医者から「食欲低下や食べなかった時、体重が著しく減った時にあげてください」と伺っていたのと、初産から約1週間で20gの体重減があったため、私の判断で強制給餌を行いました。
この件は、私自体もオカメインコ繁殖初体験でもあり、かなりパニクっていて対処療法のような形で対応していましたが、今朝方、ブリーダーさんから詳しいアドバイスを頂きました。(ブリーダーさん、ありがとうございます☆)


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ブリーダーさんからのアドバイス <産卵・抱卵中の問題・悩み>

卵を守るオカメインコフェルン

今朝方アドバイスを頂き、フェルンへの強制給餌をすることのリスクと、産卵・抱卵中に注意すべきポイントを教えていただきました。

抱卵中の体重減少は体調悪化ではなく、自然現象である

まずフェルンの産卵前の体重増加と、産卵後の減少について。
これは、オカメインコが産卵をする上で起こるべくして起こることなので問題ないとのことでした。

フェルンの平均体重は80g後半。オカメインコのメスが発情して「卵を産んでも平気かな」という様々な環境が整うと体重が増加。
そして産卵が行われると、卵1個産むごとに卵の重さで約4−5g減少、プラス人間の赤ちゃんが産まれる時にでる羊水のようなものも一緒に出るためそれで3〜5g減るということで、卵1個産むのに8〜10gの減少は見られるので、フェルンの体重減少状態は極めて普通の状態であるとわかりました。

ただ一つ、オカメインコのオス・メスのパートナーシップが上手く行っていれば、抱卵をオスメス交互で行うために、メスが餌を補給する時間があるため、約10gの減少を1日である程度リカバーして次の産卵(前回の産卵の2日後)に備えられるという事。
あとは、産卵を何度か繰り返すと、メスも体で覚えるため今回のように巣箱に入り浸り食べない状態が続くということが改善されるとのこと。

また、メスも食欲があるなら少しもの間で必死にご飯を食べていれば、絶食状態にはならないため、そこまで人間が手を加えない方がいいのだそうです。

このようにオカメインコのオスメスの一方が巣箱を守る体制に入り、ワンオペになることというのは繁殖を始めた初期によくあることらしく、いわゆる「オカメインコあるある」なのだそうです。

すごくびっくり・・・。あるあるなんだぁ・・・。
うちの子達が、異常に神経質になってしまっているのかと思っていました。

初めは両者が神経質になり、どう守ったらいいかわからずパートナーシップも上手く築けずにワンオペになるけども、何度か繁殖シーズン・産卵・抱卵を繰り返すことでオスメスの距離感や役割分担が出来てくるので、慌てずに見守る、諦めずに2羽の愛を育む姿を長い目で見る事が大切なんですね。(もちろん、初めから上手く行くペアもあるそうです)

食欲ある時は、強制給餌をしてはいけない

強制給餌。今回の繁殖チャレンジの中で一番悩んだところでした。

アドバイスでは、
1、強制給餌は「ご飯を食べる意欲がない状態」の時にあげるもの。
「食欲ある鳥には強制給餌はしてはいけない」し、もし食欲あるのにあげ続けた場合、
鳥は「自分でご飯食べなくても、餌くれるから食べなくていいや」と思うようになり、食欲自体が低下してしまう事態を招く・・・。

2、産卵・抱卵期のメスは「一番食欲旺盛な時期」なので、抱卵で食べれないから・・食べる時間をとらずにいるから、体重が激減したから・・という理由で、食欲があるのに強制給餌をするのはタブー中のタブー。

ということでした。

私、逆行していた・・・とわかりました。
もし、アドバイスを頂けてなかったら危険な道を渡っているところでした。(少し渡ったけど)

そういうわけで、フェルンは巣箱から出てきた時には枝豆を初めて食べた時の「すごい形相」と同じくらいの顔で、餌を少ない量ながらも一生懸命食べているので、
強制給餌の必要はないとわかりましたので、あげるのをストップしました。

▼フェルンの初枝豆「んまんま顔」(笑)
枝豆食べるオカメインコ

できる限りの勉強はしてるつもりでしたが・・・。
無知は怖い・・・・。
今日は本当に大きな学びがありました。危なかった・・・。

抱卵中は、人間が世話はせず、鳥の本能に任せる

オカメインコが発情にスイッチが入り、産卵・抱卵・雛育に入っている時期は、彼らの本能に任せて人間は出来るだけ手出しをしない方がいいし、放置して彼らのやりたいように任せる・・・。餌と水と環境を整えるので十分。

このことは、私も頭では理解していたのですが、
なんだかんだで予想外の展開が次々に起きて心配になり、いろいろと世話をしてしまっていました。(理解してるようで、理解していなかった・・・苦笑)

ブリーダーさん曰く、
「メスも食欲があるなら少しもの間でも必死にご飯を食べていれば、絶食状態にはならないため、そこまで人間が手を加えなくても大丈夫。オカメは強い生き物。」
「その代わり、抱卵期間中は放鳥は控えるように。無理にさせなくても大丈夫。巣箱から出ている貴重な時間は、餌を食べる為の時間にさせてあげてください」
とのことでした。

先が見えなかった私にとって、本当に貴重なアドバイスでした。

あと繁殖(巣引き)目的で、抱卵・産卵中に心がけるべき大切なこと。
産卵・抱卵の期間に人間があれこれ手を出せば出すほど、交尾の機会はもちろん、有精卵の可能性は減るし、有精卵でも中止卵になったり孵化しなかったり・・など、巣引き(繁殖)の失敗の可能性が高くなるそうです。
繁殖前に発情を促す準備や餌の準備や体調を整えることは、私たち鳥を育てる人間の役目ではありますが、
その後の事の運びは、オカメインコの本能に任せることが一番ブリーディングで大切なことだとなのだとか・・・。

うん、確かに。おっしゃる通りです。本当に。
そして、反省・・・。私大切なことを忘れていました。
巣引きにスイッチが入ったら、人間が踏み込む域ではない・・・ですね。
そこが繁殖の醍醐味なのかもしれないですね。

 

オカメちゃんも必死で状況適応してるけど、人間の私も状況適応に一生懸命・・・でした。
ここで人間は「うちのペア、やっぱり相性悪いんだ」とやめてしまい、そのペアは解消されてしまうことが多いけども、オカメちゃんたちもトライアンドエラーを繰り返し、ちゃんと学んでいるので大丈夫でしょう・・・とアドバイスをいただきました。

なんかねぇ、、、、ほっこりしました♪(´ε` ) 

なんかねぇ、オカメインコって鳥だけど、感性がすごく人間っぽいんだなぁ〜と思いました(笑)
確かに、フェルンが産卵の時、ピュオーラは応援産卵メドレーを歌うし、仲悪そうで仲良くしようとしたり・・。メスのために、大切なお城を作ろうとオスが巣箱を一生懸命作ったり、、、
メスも卵を守るために身を削って卵を温めるのも、人間の母親が赤ちゃんを守るのと同じ・・。

 

私、焦りすぎていました。命かかっていたし・・・。
アドバイスを頂き、なんかホッと緊張がほぐれました。

 

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オカメインコは、有精卵であればオスとメスが交互に抱卵する

オカメインコの不思議・・・。鳥の不思議・・。
オカメインコのオスが抱卵や餌運びに積極的に参加する場合は、有精卵の可能性が高いのだそうです。
つまり、「この子(卵)は、僕たちの子供なんだ!守らなくちゃ!」と父性に火が付くらしいです。(笑)

 

人間的な表現ですが、オカメも「自分の子供だ」とわかる方法は一つ(笑)
交尾をしているかしていないか・・。
していなければ、当然オスのオカメも「自分の子供ではない」と当然わかるので世話をするはずがない・・・ということです(笑)

なるほど・・・。納得(笑)
そんなにオカメのオスもバカではない。
交尾しなければ、子供が生まれない事くらいは認知するんだなぁ〜(笑)

抱卵や餌やりはできていないけど、巣箱の近くで見張っているピュオーラくん。
もう、知っているのかな・・・?

 

▼実際どうよ・・・? ピュオーラくん。

2つ目の卵が有精卵なら、生まれて1週間たったので検卵で血管が見えるみたい・・・。
近く検卵してみようかな・・・。ドキドキ・・・。
無精卵だとずっと思っていたから・・・。
どうしよう・・・もし有精卵だったら。

♪(´ε` )

_(┐「ε:)_

強制給餌をストップして、フェルンの生命力と本能に任せると決断

記事が長くなりました。
これらの事を踏まえ、もう強制給餌はせず見守ることにしました。

今日は、何度かフェルンは出てきて食べています。
19時時点では、まだ5個目の卵は出ていません。
前回が19時前後だったから、そろそろかな・・・。
4個で終わりかな・・・どうでしょう?

体重は朝の時点で87g。
どうなるかなぁ〜というところですが、一生懸命食べていて夜で86gでキープしています。
引き続き、様子をみたいと思います。

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まとめ 〜最後に〜

最後に・・・。

改めてオカメインコのメスを飼うというのは大変だと思いました。
でも同時に、「命の大切さ」を学ばせて頂いてるなぁ〜と思います。
メスを育てているからこそわかることでもありますね☆
うちは繁殖目的でオスメス一緒にいさせて今回の流れになっていますけど、メスだけで飼っている方も当然いますよね。

今回の自身の間違った方法での繁殖方法にアドバイスをくださったブリーダーさんに感謝申し上げます。

長文最後まで読んでいただきありがとうございます。

引き続き、ピュオーラとフェルンの巣引き見守ります。

 

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