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相性の悪いオカメでも、巣引きをきっかけに一致団結? 〜実録〜

オカメインコの巣引き・繁殖

こんにちは、Ikuです。

今日は、1月中旬から末まで起きていたオカメインコの巣引き準備で起きたことついて話したいと思います。ちなみに、この話は成功も失敗もしてない”まだ現在進行系”の話なので、”繁殖方法の手引き”ではなく、”1例”として読んでいただけたらと思います。結果を先に言うと、今巣引きは中断しています。(理由はピュオーラが急に体調を崩しヘキサミタが見つかった(2/5付の病院にて)ため、巣箱を一旦撤去。)

でも、相性が悪いと思われた二羽でも、巣引きがうまくいくかもしれない!という可能性が見えたので、実録でお話したいと思います。

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仲が悪かった二羽が巣引きで一致団結?

まず、うちの二羽の相性についての話をします。

今まで「オカメインコの恋」シリーズ(こちらのリンク先の記事からどうぞ)で、二羽が少しずつ仲良くなっていく様子をお送りしていました。ピュオーラとフェルンは、正直いって相性がいいかと言われると”完全NO!”。初めは、向かい合えばピュオーラもフェルンも威嚇はするし、ご飯中も一つのお皿で仲良く食べれないくらいの仲の悪さでした。でも、時がたつに連れ動きがシンクロするなど行動に変化も出てきてもいたので、暖かく二羽の様子を1年かけて見守ってきました。

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巣引きの準備 〜方法を調査〜

繁殖するからには準備方法を知りたいと思い、日本のオカメインコについてのブログやサイトを調べました。しかし、「相性のいいペアがすでにいる>巣箱設置>交尾>産卵・・・」という”理想的な体験談”や、知恵袋とかで私と同じ状況で質問して人もいましたが、回答は「仲が悪いのに巣箱設置は時期尚早。設置のタイミングは、お互い毛繕いをしあったり、交尾してから巣箱を設置するくらいがベスト」という内容ばかりの実録ばかりで、

我が家のように「相性がいまいちだったり、仲が悪いような、”良くなってきたような”オカメ」というカテゴリーでの繁殖実録が見つけられず、途方にくれていました。

相性の悪いオカメインコのオスメスたちは、そもそもやはり巣引きに入ることすら邪道なのか?それとも、やろうと思えばできるのか? その微妙な間柄のオカメたちはどうすればいいか調査をしていたのですが日本語のブログでは発見できず終了。

ふと「海外はどうだろう?インコ飼育の先進国なら、もっと膨大な資料があるかも?」と思い、英語で書かれたオカメインコ飼育系のサイトを調査したら、答えが見つかったのです。

オカメインコの行動分析がヒントに

繁殖方法や準備の仕方というよりは、どんな風にオカメインコたちが行動に移すか?という視点でかかれていました。

巣引きの流れは、

  1. まずそのペアの健康状態がいいことを確認(理想体重にあるか?など)
  2. 時期をみて巣箱を設置。オスがまず巣に入り「この巣は安全かな?広さは大丈夫かな?」と下見と安全確認を始め、入り口や内部をかじり巣作りを始める。
  3. 準備が整うとメスにアピール。巣に招き入れたりメスが巣に出入りするようになる
  4. お互い準備が整うと交尾をする。交尾まで至らない場合は、途中で喧嘩したり距離が縮まらないので相性が悪いと判断すること。無理はせず別のペアを探すのを推奨する。

と書かれていました。(かなり要約してますが・・ww)

ということで、上記の内容を参考に、2019年1月ピュオーラも90g超え・フェルンも理想体重の80g後半に差し掛かかり二羽の理想体重をマークしていたので、思い切って巣箱を設置してみたのです。

二羽が巣箱を設置したことで、どんなリアクションを起こすか?もし前進するならば、繁殖に挑戦できるかもしれない・・・と淡い期待を込めて。もちろん、4番目の”距離が縮まらない場合は・・・”ということも念頭に、やってみて最終判断をしようと決めました。

巣箱の設置位置についてですが、以前の記事でも巣箱設置の話をしましたが、下の写真のようにケージを2つ並べ、右側を巣箱エリア・左をリラックスエリアにしています。

巣箱投入後の実際の二羽の行動

巣箱を設置した当日は、巣箱の大きさに驚き二羽とも巣箱には近づかず(圧倒されてしまい、近づけなかったのかも・・・w)、左側のケージで二羽とも至近距離でのんびりくつろいでいました。でも、チラチラ巣箱を見て二羽とも気になる様子。(そりゃ、気になるわw)

設置して1日。巣箱の周りを二羽がうろちょろするようになりました。

巣箱設置したケージ

動画で撮ってみました。こんな感じで、お互いソワソワ・・

こんな感じで朝ご飯を食べて腹ごしらえをしてから、ピュオーラが午前中は巣箱をカリカリ・・・。フェルンは、左側のリラックススペースのケージから遠目でピュオーラの様子を見ていたり・・・。ピュオーラは、以前段ボール巣箱を作った時、お披露目後30分くらいで入ったのですが、今回の木の巣箱は入り口が小さくて中が暗いからかなかなか入ってくれず・・・。

暗いのがいけないのかな?と思って、巣箱の数カ所をドリルで穴を開けて光が差し込むようにしました。

ピュオーラが巣箱周辺をカリカリする・・そんな日が2、3日続きましたが、変化が訪れました。

4日目に急にフェルンが巣箱の中に入ったのです。ピュオーラよりも先に巣箱に入ってしまったんです。(笑)

ピュオーラはゆっくり地道に準備していて順番通り2から3へ進もうと計画していたんだろうけど、、、。

フェルンは待てなかったのかな?

フェルンは、ピュオーラがビビって入り口や巣箱の角をガジガジやってるのを見かねてフライングしてしまったのかな?”私は大丈夫よ!”みたいなノリで(笑)

招かれる前に、自ら巣箱に飛び込んだフェルン(笑)

英語の飼育方法サイトの2を通り越し3からスタートした我が家のオカメたち・・・。

野生の鳥とか、オスが先に巣を作って、そこにメスをおびき寄せて、合格したら交尾!のイメージがあった。

オス主導ではなく、メス主導という流れは、なんだか本能から一歩進化したような行動を見て、なんだか複雑な気持ちになりました。(笑)

フェルン的には、お迎え当初からピュオーラ に気があったからか、”此の期に及んでグズグスしてて、見てらんないわ! 私はとっくにOKなのよ!” と、言ったところでしょうか?

さすがやってくれます★ 覚悟を決めると行動が早いフェルンさま!(笑)

私もフェルンの思い切った行動に、「おおぉぉぉ!」っと驚いてしまいました。

ただ、ここで良かったこと。大きなポイント。

ピュオーラが入ったことに対して怒ったり威嚇もせず見守る様子が見て取れたのです。以前段ボール巣箱では、フェルンが入った時に、ピュオーラがテリトリーを侵害されたと思ったのがすごい勢いでフェルンに怒ったことが過去にあるんです。それが、今回なかった・・というのは、ピュオーラが本気でフェルンを受け入れる準備をしていたのだろうなぁと感じました。(私の独断の見解ですが・・)

この様子をカメラで収められなかったのが残念です。瞬間だったから、仕方ないですが・・。

そして、約1週間経過。ピュオーラも安心したのか巣箱の出入りを頻繁にするようになり、ピュオーラが先に中で居座るような流れで、最終的に二羽が巣箱に一緒に入るようになりました。この下の動画、フェルンが出てきちゃってるところから始まるんですが、この巣箱の中にはピュオーラが入っているんです・・・。

次回うまく撮れた時に動画貼りなおします・・。すみません。

それから二羽が巣箱に一緒に入って、時おりピュオーラがミッキーマウスマーチやトトロなど超至近距離で歌うようになり、カラオケボックス状態。フェルンも嫌がらず、中で聞いている様子。(笑)

中は覗きませんでしたが、二羽がどんな顔してるのか気になりました。私の部屋に響き渡る日が数日続き、ピュオーラが半日以上巣に篭る日が出てきました。

この時期くらいからでしょうか。フェルンも”その気”になってきて、すっごいご飯をガツガツ食べるようになったんです。比較的少食気味のフェルンですが、巣引きモードに二羽ともスイッチが入ったのがわかりました。この時、フェルンは87g>93gまで体重が増えました。

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ピュオーラに異変・・・。巣引き中断

1月末、ピュオーラは朝軽くご飯を食べただけで巣に入ってしまいなかなか出てこないのです。フェルンは出入りしてるのですが、すっかり巣作りモードに切り替わってしまったピュオーラ。あまりにも出てこないので、ちょっと私もびっくりしてしまったのですが、巣箱をのぞいたところピュオーラが明らかに痩せてしまって・・・。

1月中旬は92gあったのに、1月末には朝ご飯前に83g。

体重が減りすぎてる。これはちょっとおかしいな・・と感じました。ただ、二羽ともその気になっているような感じがしたのですが、このまま交尾に突入するとピュオーラの体調的に良くないと考え、可哀想&申し訳ないな・・・と思いながらも、一旦巣箱を撤去することにしました。

その後、巣箱を撤去してからも食欲が回復しないので、やはりおかしいな?と思い2月5日に病院に連れて行ったところ、完全駆虫できたと思っていたヘキサミタがまだ保菌していたようで再発見。現在治療にいたり巣引き中断・・・という結果に終わりました。

先生に巣引きをすると食欲低下が起こるのか伺ったところ、卵や雛が帰った時外敵から身を守るために巣にこもるようになるので、今までのように頻繁に食べることはなくなります。今回食べなくなってしまったのは、「巣篭もりしたことによって一時的に食欲にストップがかかった。体の抵抗力が落ちたのを見計らってヘキサミタが顔を出して、食欲減退に繋がり影響を及ぼしたのではないか?」ということでした。

納得・・・・。ヘキサミタ、11月に完全駆虫出来たと思ってたのに。

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今回の収穫と今後

巣箱撤去後の二羽。粟穂ぽりぽり・・・

結果、巣引きは中断してしまいましたが、二羽の行動を見ている限り巣引きの流れが海外のオカメサイトの説明に非常に似ているので、ピュオーラの調子さえよければ今年の春いけるかもしれない!と、期待が膨らみました。

でも、最終的にピュオーラの体を守るためとはいえ、二羽が本気になって発情し巣作りの準備を始めたのに中止させてしまいいけないことをしたな・・・と反省しました。もっと下準備をしっかりしてから行わなくては、、、と感じました。

この反省を生かして、また二羽が健康状態が良好になった時に再チャレンジしてみたいと思いま〜す。

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