大型バードケージの使い心地(2) パーツ編

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こんにちは、ikuです。
前回の記事に引き続き新しいケージについて。

今度はパーツについて、お話したいと思います。

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パーツ編

パーツは付属アイテムについて。
これはHoeiより良かった〜と思ったことについてまとめてみました。

餌入れの構造が最高!落とされない、揺らさせない

シードやペレットを入れる餌入れ(フィーダー)についてではなく、その餌入れを差し込む窓口の構造がとても気に入りました。

 

前回でもお披露目していますが、窓口はこんな感じでケージ側面についています。

餌入れの窓

一度上に引き上げてから、このように開くのですが、
ステンレスの餌入れの上の角が、この窓口のでっぱりに引っかかるようになっているんです。
この引っ掛かりがあることで、鳥たちが餌入れをガタガタ動かしたり、「べらんめぇ〜!おりゃぁ〜!」と、ちゃぶ台返しの様にひっくり返す行動を抑制しています。

 

フェルンはそういった行動はしないのですが、
ピュオーラは発情期や換羽期にイライラすると、餌入れをひっくり返す遊びを始めるんです。
Hoei465(以下465)では、毎回付属のプラスチックの入れ物や、別に購入した浅型餌入れを力任せに動かしてひっくり返し、「へっ、すっきりしたぜ!」とドヤ顔をします。

(そこで、私が騒ぐと負の条件付けで快感になって繰り返すといけないので、静観しますw)

 

いつも使っていた浅型の扇型プラスチックの餌入れは、落とさないようにストッパーをつけたりして、ピュオーラといつもにらめっこしていたのですが、それが”完全に”なくなりました(笑)

 

これが本当に嬉しい!

 

 

ピュオーラ的には、「チッ、、、せっかくのおもちゃが」ってとこかもしれませんが(笑)

 

 

ストレス発散用で、敢えてその他の道具を準備

ちゃぶ台返しフィーダーは、ピュオーラの一つのストレス発散のよりどころにもなってはいたので、完全にゼロにするのもピュオーラの心の健康によくないので、一応ちゃぶ台返しになりそうな仕掛けはいくつか、新ケージにも設けてはいます(笑)

こんな遊び心も、一つの大切なコミュニケーション(笑)

 

 

オカメちゃんの「物落としゲーム」、みなさんご存知だと思います。
落とした後のドヤ顔しますよね?私、あれ大好きで・・・・(๑╹ω╹๑ )

「あれ?落ちちゃった?」みたいなしれっとした顔がまたツボにハマるし、オカメインコあるある行動なので、捨て難くもあり半分楽しんでいます。
ステンレスのお皿とかは、落ちた時の音が豪快なので、ピュオーラも冠羽180%立たせてびっくり仰天、そして「キョキョ・・」とか悶えて萌え100%!

 

何も乗っけずにおいたりしておもちゃの一貫として仕掛けています。

 

他には、オーストラリアの鳥好きな友人からプレゼントしてもらった豪州産ヤシのフィーダー。
このヤシの実の繊維を、2羽でハミハミ弄って遊ぶのも結構面白いみたいです。
中には隠しお菓子も入れられるので、お菓子と一緒に紙切れを入れておくとちょっとしたフォージング効果もあります♪

紙もぱっちん穴あけしてハミハミして、それも一つのストレス発散になります・・・♪

 

便利なシードキャッチャー 餌の飛び散り激減

シードキャッチャーというと聞こえはいいですが、すごく原始的な感じです。
ケージ下部に、柵の外側にアクリル板を挟み込むスペースがあるんです。
すっごくアナログで、はじめ「はぁ?」と思ったのですが、これがすばらしい!!!

見事に食べかすの飛び散りを防ぎ、シード落下率が80〜90%削減されました。

 

シードキャッチャーというか、シードカバーですね。キャッチはしてない。

 

アメリカの老舗ペットショップPreviw PET (Preview Hendrix)にあるような、ケージ床面から45度の角度で囲いがある飛び散りカバー付きのケージが海外ものは多いですが、外付けのケージキャッチャーがあると、ケージ幅左右プラス10〜15cmは広がるので、日本の家ではちょっとお邪魔なスペースになりがちです。

 

今回の大型ケージの決定打になった一つの理由は、このPreviewPETの45度キャッチャーはなしで、シンプルながら日本の部屋の広さにフィットしたシードカバーの構造があったからです。

飛び散り防止のもう一つの優れものは、先ほどお見せした餌入れを入れる窓口。
餌入れが深いのもありますが、状態を起こして食べたシードやペレットも、この窓口の開戸が壁になって餌の飛び散りをさらに防いでくれています。

 

 

ケージの掃除がしやすい

掃除の感覚は人それぞれ違うと思いますが、構造的に私は楽になった〜!と思っています。
引き出しはHoeiの方が、綺麗な箱型しているので機能性が高いのですが、底板のケースを入れる時、新聞記事サイズを箱の形状に合わせて折るのが面倒臭かった。

 

これは私自身の面倒臭がりやな性格が原因な感じもしますが。今の新ケージは、新聞紙を左右大きく完全に広げたサイズに、ぴったり合うので洗浄した後のセッティングが楽です。

 

フン切り網の掃除が楽

引き出しの上にあるフン切り編みですが、以前465ケージにはつけていませんでした。
理由は網についたフンが取りにくくてイライラしたのと、欧米では「フン切り網=鳥の足には、歩きにくバードフレンドリーではない。厳しくいうなら動物虐待だ」という考えがあることを、鳥をお迎えして早い段階で知ったため、使用していませんでした。

 

・・・が!
何万円もかけて取り寄せたこの新大型ケージ。
ふんきり網がついていまして、捨てるのがもったいなく感じたのと、この網がないと引き出しの掃除の時に床面がパカt開いてしまうため、やむなく使っていました。

 

・・・が、結構これが良くて、飛び散り防止に一役買う。
そして柵にこびりついたフンが、簡単に取れる。(掃除がしやすい)

これが本当によかったのです。
Hoeiの金属メッキについた時は、取りにくくてガリガリした時期もあったのですが、
新ケージの柵の素材が特殊加工していて、凸凹だけどツルッとしていて、濡らした雑巾で吹けばさらっと取れるんです。

(ちなみに、ザラメのスポンジで削るなと取説に書いてある)

時々ピュオーラもフェルンも床面(網)に降りるけど、以前のHoeiの時みたいに頻繁に降りることはないことがわかったので、「ま、いっか〜!」と思って使うことにしました。

 

先ほどの「動物虐待だ!」と熱く同意した気持ちはいったいどこへやら・・という感じですが。
本当1日1、2回(水浴びと、ヤシの実カリカリタイム)くらいしか降りないので、まぁいいかな?という判断です。

 

ケージ全体の構造について感じたこと

重さ28kgだけど、移動楽々♪

重さ28KGがどうなるか?と思いましたが、ケージ下にコロコロ(キャスター)がついていて、これがスムーズに動きます。いわゆる旅行用スーツケースみたいな感じです。
シードキャッチャーはあるとはいえ、100%落ちないわけではなく、多少はパラパラ食べかすが落ちています。

この飛び散りが、棚の下や壁際に落ちるのが嫌で、いつも掃除するのが億劫だったのですが、
キャスターのおかげで綺麗に掃除ができ楽になりました。
正直このシード飛び散りのことを考えると、今年お迎えしたウロコインコ たちのケージも、新しく広いケージに変えてあげたくなります(笑)

 

収納も充実!

ケージの3分の2はケージですが、下は棚になっています。

特大バードケージ
ここにいつも使う道具や、お菓子、餌を保管できます。これが多少の重りとなり、ケージの安定性にも役にたっているのです。

地震大国日本は、やはりいつ来るかわからない地震に備えるのが体に、いやDNAに染み付いています(笑)

簡単に動かせるキャスターは、同時に動きやすいことを示し地震にはネガティブに働きます。
そのため、どうしても車輪止めは必要ではあるのですが、棚にそれなりに重いものを乗っけることで、多少の揺れ防止にもつながります。それでも、動かそうと思えば動かせるので機能的にです。

 

入り口が大きいので、出入りしやすい

ケージの扉ですが、放鳥の出入り、ケージのレイアウト、お菓子を入れる時など、ケージの中を弄る時にとても便利な大きさとなっています。

またこの大型ケージのいいところの一つとして、
天井の柵が開くこと。

 

万が一オカメパニックになり惨状と化した時、
いくら広くてもオカメちゃんは支離滅裂になっているので手前の出入り口の扉に気づけない場合もあります。
でも鳥は上に飛ぶ習性があるので、いざという時、上の扉を開けばけばピュオーラ・フェルンが脱出が可能です。

 

これは465ケージにもある機能ですね。
私はオカメパニックが起きた時、真っ先に天井扉を開きケージから開放させます。
これでケージ内での怪我はある程度回避できます。

 

オカメインコはパニック時に対応できるケージ構造であることが、非常に重要です。
それが取り入れられていることが、とても良かったと思っています。

 

2羽の行動を見ていて変わったこと

次に大型ケージにしてみて、ピュオーラとフェルンの行動に変化が出たことについて、お話します。

 

ケージ内で飛んで移動できる(健康促進)

飛んで・・・っていっても、ビュンビュン飛ぶわけではないのですが、
柵から柵へ移動する時、あて少し距離を作ってレイアウトをしました。
そうすることで、羽を広げてプチジャンプをして移動することができるようになります。

 

ピュオーラはこの仕掛けを、迷惑そうな顔をしてふてくされたのですが、
「飛ぶのが嫌なら歩きなさい」ということで、柵を伝って移動してもらっています。(笑)
そんな移動も、465ケージでは出来なかった移動距離となるので、体を鍛えるにはいい環境かな〜と思っています。

実際放鳥する時、以前のHeoi465の時と比べてると、飛ぶのが嫌いなピュオーラもビュンビュン飛ぶようになりました。
以前飛んだ時は「はぁはぁ・・」と肩を使って呼吸していましたが、今はなんてことない感じで普通にしているので、筋肉がついたのかなぁ〜と肌で感じています。

同じところ待機・・が無くなる

これは性格も関係すると思いますが、広いケージ内に太さの違う止まり木、ロープ、木の板を使った休憩スペース(?)などを作ったので、ピュオーラもフェルンも、いろんな場所に移動してくつろぐようになりました。

それでもやはり定位置や、寝る場所は決まっているようですが行動範囲が広くなりました。

実はブランコが好きだったことがわかる

これはびっくりしたのですが、せっかくの広いスペースがあるから、
Hoeiではパニックの接触事故を防ぐためにブランコを入れなかったのですが、
今回広いからいっか〜!と思って、適当に作ったブランコを設置してみたのです。

したら、思いの他気に入ってフェルンが遊ぶ遊ぶ・・・(笑)
時々自分で体重移動させて動かしたり、横移動したりしているので驚きます。

ブランコは暇疲れ防止もできたり、自分の好みでぐらつきをコントロールできるのでいい刺激になっているようです。

 

ピュオーラは初め、綱渡りする人間みたいに「おっとっと!」とふらつく姿を見せ、鳥離れした行動にちょっと笑わせてくれましたが、慣れるとちゃんと鳥のように(?)揺れる止まり木で寛げるようになりました。(でも、結局は嫌いみたいだけど)

ピュオーラ君のつぶやき「狭い方がよかったよ、ikuちゃん」

大型ケージで過ごしている様子をしばらくお茶しながら眺めていると、我が家のオカメもいろんな様子を見せてくれます。

オカメインコの喜びの踊り

 

ピュオーラはこのケージを初めはすごく嫌がりました。
なんてことをしてくれたんだ、ikuちゃん!・:*+.\(( °ω° ))/.:+ って感じです

・歩くのが大好きなピュオーラが、物申す

ピュオーラ:僕は安定した場所を歩くのが好きなのに、いちいち柵を上り下りしなくちゃいけなくなって、すごく迷惑だよ!フェルンちゃんは、ぴょんぴょん飛べるけど、僕は飛ばないんだから!(いや、飛べないのかい?)

もう少しバリアフリーにしてくれないと困るんだよね。

・移動に戸惑う

柵をロッククライミングのように華麗に上り下りするピュオーラ。
時々ジャンプして移動する時もありますが、基本柵越しに移動します。
だから、時々「あぁ、、、あっちへ行きたいのに、足が届かないよ。どうやって向こう岸へ行けばいいのかな?」というそぶりを見せます。

 

「飛べよ、ピュオーラ」 と言いたくなりますが、じっと堪えます(笑)

 

・ケージ内で飛ぎ感動する!

そんなわけで、ピュオーラも時々飛ぶ時があります。
フェルンにかっこいいところを見せたい時とか、美味しいおやつが置かれた時に、華麗なジャンプを見せてくれるのですが、なぜか「すごいでしょ?」とドヤ顔します。

 

フェルンのつぶやき「最高だよ、ikuちゃん!」

次はフェルンについて。
フェルンはピュオーラと比較にならないくらい、身軽にぴょんぴょん動くし鳥らしい動きをします。だからHoie465は彼女にとっては狭かったんでしょうね。

こんな柵をいちいち上の面倒臭いわ。
すぐにぴょんと飛べるのに・・・といったところです。ピュオーラと正反対(笑)

・奇跡!ビビリのフェルンが、ケージにすぐに慣れる

大型ケージを買って懸念していたことは、急にケージが変わりビビってパニックを起こすのではないかな?と当初は予測していました。

またピュオーラの方が環境適応が早いので、フェルンの方が苦労するだろうと想定したけど、これが嬉しい誤算。

 

新しいケージに入れた途端、いろんなところにぴょんぴょん移動し、軽快に動く姿が見ることが出来、また放鳥後の「ハウス」(ケージに戻る時の合図House(ハウス))というと、初めの1〜2週間は逃げたけど、ピュオーラより早く順応しケージに戻ってくれるようになりました。

フェルンは1週間で入ることを覚え、3週間でマスター。
ピュオーラは1ヶ月半で新ケージの「ハウス」をマスターしました。

・ホップステップジャンプ♪で移動

いとも簡単にぴょんぴょんと、移動してピュオーラを見下ろすフェルン。
すっかり「このケージはあたちのケージよ!」と威張っているようにも見えます。
もちろんフェルンも柵越しに移動する時もありますが、それは私がケージ前に立ってカキカキ大会をする時くらいです。

基本は移動時は、ぴょんぴょん飛びながら移動しています。

・やっぱりピュオーラの位置を狙うフェルン

昔からそうだけど、ピュオーラは毎回瞬時に一番居心地のいいところを見つけます。
そこを自分の定位置とするのですが、その様子をフェルンは見逃しません。
フェルンも自分の定位置を作ればいいのに、どうしても上座を取りたいフェルンは、ピュオーラの定位置を見つけては、横から侵入したり、ピュオーラが他へ移動している時に「いまだ!」とばかりに、その上座へ移動します。

 

やぱりフェルンは、ピュオーラを超えることが出来ないのだな・・と感じます(笑)

 

パーツ編のまとめ

最後はちょっと流す感じになりましたが、大型ケージの住み心地と、パーツについてお話してみました。
日本は家の構造や広さの都合上、大型ケージの普及はなかなかしないのが現状ですが、
興味ある方や、大型ケージを検討している方、一方でうちは大型は置けないけど、もし暮らしたらどうなるんだろう?と想像力を膨らました方々へ、一つの情報として届けられたら幸いです。

 

そして「いつか我が家も」と夢を膨らまし、日本でも大型ケージが普及したらいいなぁ〜と思っています。
願わくば、日本製でもっと使い勝手いいケージを作ってくれたらいいのになぁ〜とこっそり願う今日この頃です。

 

中型インコのケージで大きめなのもあるけど、ケージの位置が低いんですよね。
目の高さで楽しめる、この高さ(130〜150cm)くらいが増えたらいいな〜と願います。

 

Hoeiさん、465トリプルもいいけどケージの横幅もがんばってほしいな・・w

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